蓮華峰寺(れんげぶじ)

◎金堂、弘法堂が、国の重要文化財に指定されている。
江戸時代には佐渡一の寺だった。
806年、空海によって創建されたといわれ、真言宗の古刹として知られている。
とくに江戸時代には41の末寺を有して、佐渡では最大の寺院であった。
この寺を詠んだ与謝野鉄幹の歌も残されている。別名佐渡のあじさい寺とも呼ばれる。
 境内に古い建物が林立する。
入母屋づくりで聖観音をまつる「金堂」は内陣の奥のはめ板から
「長禄三年」(1459)の年号と奈良東大寺の6人の僧が参詣にきたことを示す
落書きがが見つかっていて室町時代の建立とわかる。
「骨堂」は方一間の宝形造りで鎌倉時代の唐様建築をもつ小仏堂。
飛貫板から「筑前国、怡土庄(いとのしょう)、一貴寺、上野房、讃岐房・・・・同行三人」
「貞和四年」などの落書きが見つかっている。
「貞和四年」(1348)といえば南北朝の争乱期で、
日野資朝が43歳でこの島で処刑されたころには建立されていた。

佐渡 蓮華峰寺 八角堂
八角堂





庭園が綺麗です




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