分団広報紙「げんなぐろ」
第 23 号
平成17年9月29日発行
《発行者》
第 5 分 団
《編 集》
第5分団総務部 74-3747

題字:小杉祐生

「鉱山祭りを振り返って」
 今年の分団おけさ流しでは、初めての試みがありました。それは、相川音頭での行進を取り入れたことです。立浪会の磯西英代さんに講師をお願いして、小学生の児童とその保護者の方々を中心に、7月の初めから週3回の練習をしてきました。
 その甲斐あって、一町目での相川音頭の行進では見物人が他より多かったようで、踊りのまとまりの良さや隊列の長さ・華やかさに好評を得たように思います。(自画自賛?) 行進おけさ流しも良い出来映えで、おけさと音頭を合わせた行進距離は昨年までより長く、たっぷりと成果を披露(時間も長めで体も疲労)できました。幾つかの改善点はあったものの、講師の磯西さんからは及第点をいただくことができました。また、自前の浴衣で参加する女性や子どもも多く、華やかで良かったとの声も聞くことができました。参加者のみなさん、本当にお疲れ様でした。有難うございました。
 さて、参加人数はといいますと例年より少なめで、初日に約80人、二日目は60人弱という参加人数でした。祭り全体を眺めても、五分団まで来る流し(団体)は片手で数えられる程で、往年と比較してしまうせいか、祭りというのにどこか寂しささえ感じてしまいました。
 確かに、仕事や家事などで忙しかったり疲れていたりして、練習に参加できないという状況はあるかも知れませんが、せめて祭り当日の一日くらいは浴衣に着替えておけさの一つも流してみてはどうでしょうか。折角、おけさの佐渡、おけさの相川に住んでいて、おけさの祭りを迎えているんだから・・・と考えるのは、時流に合わない乱暴な意見となっていまうのでしょうか?
 参加してみると、とても楽しんですがねぇ・・・。

「おけさ流しに参加して」    六年 倉田 美里
 おけさ流しに参加して、私が心に残ったことは、「佐渡おけさ」を唄ったことです。
 佐渡おけさは、私を入れて三人で唄いました。
 鉱山祭り本番のときは、町の人たちや太鼓の音でにぎわっていたので、練習の時よりもかなり大きな声で唄いました。楽しかったです。
 一番楽しかったのは、二十六日、流し最後の日の「ジャンピングおけさ」でした。みんなで声を合わせて「アリャサーサーサー」とかけ声をかけて、はしゃいでいました。夏休み、楽しい思い出ができてよかったです。

「五分団今昔物語 その四」 〜五分団の人口〜
 街の人通り、家々の明かり、運動会の賑わい、祭りの担い手探し…、いろいろな場面で人口の減少を感じさせられるこの頃です。「佐渡相川の歴史(資料集6)相川県史」に記されている相川の人口から、字を頼りに5分団内の人口をまとめてみると、明治6年(1873年)は2353人、その百年後の昭和48年(1973年)には1358人となります。それでは、その後30年余りを経た現在の5分団内の人口はというと、約870人。(げんなぐろ調べ)従って、平均減少数は、昭和48年までの百年で年間約10人、後の三十年で年間約15人となっていて、その間の変化は、1.5倍程度ということが解ります。おそらく、昭和48年以前の30年間では10人より15人に近い数字(12−3人程)の年間減少数になるのではないでしょうか。
 ここ数十年では、加速度的に人口が減少しているかのように思っていましたが、この数字は少々意外です。これは、高齢化と少子化、そして若者の島外流出という三大要因がバランスを取り合っているため、それほど加速度的に減少していないのだと思われます。視野を広げてみると、この数年で日本の国そのものが人口増加から人口減少へ転じるという予測(現実?)があります。これは、高齢化と少子化のバランスが崩れること(高齢化の伸びが落ち着き、少子化の数値がそのまま影響する)を意味していると思われます。この波が佐渡に来たら?と考えるとゾッとします。
 また、一方で、佐渡の出生率は全国平均より高いという現実もありホッとします。しかし、その佐渡で生まれ育った多くの若者が島外へ巣立ってしまう。何か寂しい結論になりそうな気配ですが、先ごろの某新聞に佐渡出身の大学生に対するアンケートで「多くの学生が良い職場があれば佐渡へ帰りたいと思っている」という記事がありました。この一筋の希望を活かし、出生率の高さを維持できれば、人口減少に歯止めが掛けられると思うのですが・・・。
 ともかく、五分団には佐渡市の約80分の1、相川地区のほぼ10分の1の人が住んでいるわけで、やはり大所帯なんです。


「エピソード23」
 トライアスロンの応援に、太鼓を叩いて何年になるのだろうか。
 始まりは、熊野神社の祭りに五分団で太鼓や獅子を出すようになり、8月末から9月に入ると練習を始め、ちょうど練習期間中にトライアスロン大会があるので、練習がてらにやろうということになったのがきっかけ。或る年太鼓を出さなかったら、太鼓のバチを持った小学生が、下戸の海岸通りで太鼓を探していたと聞き、やめるわけにいかなくなってしまって現在に至っている。しかし、選手が太鼓の応援に手を振ってくれたりすると、これがまた嬉しいもので、ついつい応援に熱が入ってしまう。結局のところ、この後もしばらくは続くことになるのだろう。

「納涼盆踊り大会」
 今年も昨年に引き続き、五町目北銀跡の駐車場で納涼盆踊り大会を開催しました。
昨年はオリンピックと重なって人出が少なかったのですが、今年は雨の心配があったため?(苦しい言い訳)昨年といい勝負。参加者は、裏方とその家族が大半を占める40人程度といったところ。
 それでも、参加した子どもたちで佐渡おけさコンテストを開いたり、いつものとおり、焼き鳥・かき氷・生ビール等で楽しんでもらいました。
 だけど…、昨年に続いてとても盛会とはいえない結果を受けては、来年の企画を大幅に見直さなければなりませんから…残念!! 真面目に取り組んでいるのに…。
「楽しかった分団盆おどり大会」    六年 磯西 優太
 ぼくは、全員参加ということで、盆おどり大会に出ました。そしたら、おどりが上手かったらしく、賞をとりました。盆おどりの前に、鉱山祭りに向けておどりの練習をしてきた成果が出たのかもしれない、と思いました。とても上手くできてうれしかったです。
 夏休みに、いい思い出ができて、とても良かったです。
 楽しい盆おどり大会をやってくれて、ありがとうございました。
 これからも分団行事を楽しみにしています。

「ナイターバレーボール参戦! 10月21日(金)開会」
 
公民館主催のナイターバレーボール大会が始まります。今年も五分団チームとして参加します。腕に覚えのある方も、ない方も、ドンドン参加して下さい!
 特に女性はチームに2名必須です!是非参加して下さい!

「相川地区運動会」
10月2日(日) 多目的グラウンド
午前9時30分開会

今年こそ優勝だ!

お昼は「カレーライス」と「豚汁」を用意しています。応援するも良し、競技に参加するも良し、みんなでスポーツの秋を楽しみましょう!

「分団テントの初仕事!!」
 5月29日に相川小学校の運動会がありました。
前号でお知らせの通り、新たに購入したテント二張りのお披露目をさせていただきました。
当然のことながら、その下ろしたての真っ白い屋根は、会場でも一際目立っていました。
 子ども達の頑張る姿に、熱い声援を送る保護者や地域の方々を日差しから守っていた分団テント。
これから長いお付き合い。
お世話になります!

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